22.一時移住先はどんなとこ?
- Dad.K
- 2018年6月5日
- 読了時間: 3分

九州のとある県にある人口20万にも満たない小さな地方都市に一時移住することになった私達家族です。一時移住といっても実家の2階を間借りする形なんで、憧れの田舎暮らし!!というわけではないです。
私達が住むことになった街は、モスもGUもゲオもある、そこそこ便利なところです。そのくせ30分も車を走らせれば、海にも山にも行けちゃう、東京人にとっては夢のような環境です。でも残念ながら観光地ではないので、憧れを抱くような場所でもありません。
東京とは異なりコンパクトシティなので、市役所も、図書館も、スーパーも、体育館も車さえ使えばすぐに行くことができます。そして日常生活が楽に送れるこの街を妻は気に入ってくれているようです。
小学生の『むー』は東京がいいって散々言っていましたが、友達ができるに連れ、だんだん不満も減ってきているような気がします。
こんな快適な環境に住んでいたのに、なぜあえて上京して、人ごみで溢れ窮屈な生活を送っていたのか自分でも不思議です。
東京は便利って思われがちですが、どこに行っても行列ができているし、海とか山とか行っても渋滞に巻き込まれるし、物価は高いし、なかなか日常生活を送るのが大変です。
しかし、、、、、しかしです。生活が便利なのに自然へのアクセスが抜群なこの街ですが、「それ以上」を求めようとすると途端に難しくなります。
「それ以上」とは東京だったら簡単に行くことができる少々マニアックな店も、この地方都市ではそれがなかなかできないのです。九州でも福岡市のような大都市ならばまだマシかもしれませんが、人口20万人も満たないこの街でそれ以上は諦めるしかありません。
最近、時計にはまっているのですが、この街には目当ての物が売っていません。結局、ネットで購入するのですが現物を確認できないのが難点です。
投資も少々やっており、東京にいる時はセミナーにも行っていたのですが、こちらではそんなものはありません。ネット情報が全てです。
本屋に行っても書籍が少ないのが難点です。
日常生活を送る上では申し分ないけど、それ以上が難しい。。。。そう、そういうところに少なからず不満があり、「花の都大東京」に憧れを抱くようになり、この街を離れたことを思いだしました。
年を取るに連れ、東京での生活が当たり前になるに連れ、東京の良さもかすんでいましたが、離れてみると分かりますね。あの混沌として生活しずらいけど、気合を入れれば、なんでも手に届く選択肢の多い街。
それも東京から離れたこの小さな地方都市に住んでみたから気づけたことです。でも仕事を引退したら、やっぱり東京以外の街に住みたいと思っている近頃です。
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