10.育休&一時移住することへの両親の反応
- Dad.K
- 2018年2月4日
- 読了時間: 2分
更新日:2018年2月7日

九州にある私の実家の2階を間借りして生活することになりましたが、1階には私の両親が住んでいます。一応、電話で承諾を得ましたが、両親の反応はまちまちでした。
想像に難くないと思いますが、父親は反対していました。いわゆる団塊の世代なので、良くも悪くも塊(マス)のなかで生きていた世代です。人と違った常識はずれのことを極端に嫌います。
個性よりも競争で生きてきた世代、しかも子育ては母親の仕事という固定観念が染み付いているので、育児のための休業なんてとんでもない話だと思います。
首にはならないのか、周りの人に迷惑を掛けることになるぞ、そんな人生甘いもんじゃないぞ、的なことを言われたことを記憶しています。
確かに、父が言うことはその通りで、首にはならないにしても職場の人に負担を掛けてしまうし、そんなに甘くないってことも分かっているつもりです。
それを踏まえたうえで、男の育休のパイオニアになって、少しでも少子化を改善に役立てたいという想いがあっての決断です。
同僚や上司の信頼を無くし兼ねないなどのリスクはありますが、それでも今やるしかないと思ったからやっているのです。
父もかわいい息子(もうアラフォーですが....)を思って言ってくれているのだと思います。それでもなんだかんだ言いながらも、実家の2階を貸してくれて感謝しています。
一方、母はというと、実家の2階を間借りさせてもらえないかということを、まずはメールで伝えたら、10秒後には「いいよ」という返事が。
最速の決断力です。正直、拍子抜けしてしまいました。でも、さすがは母です。
母はほぼワンオペで3人の子供を働きながら育てたスーパーオカンです。今のようにイクメンという言葉もなく、ほとんどの世話を1人でこなしていました。
毎朝5時くらいに起きて、3人分の弁当をつくり、夜は12時過ぎまで家のことをやっていました。
今とは違い、当時は怒りっぽかった母ですが、子供の前で弱音を吐いたことは一度もありません。
そんな母も、最近はお父さんも育児に関わっているからいいわねと羨ましがっていました。
母はワンオペ育児を根性で乗り切りましたが、皆がマネできるわけではありません。九州女の意地で困難を乗り越えたのかもしれませんが、少子化を少しでも是正するためには、根性だけに頼るわけにはいきません。
母もそれを分かっているからこそ、即答で応援してくれたのだと思っています。
父と母に感謝。
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