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5.『むー(小学生)』のこと

  • 執筆者の写真: Dad.K
    Dad.K
  • 2018年1月15日
  • 読了時間: 3分

更新日:2018年1月17日


私がディメリットが多い育休をあえて取得しようと考えた大きな理由に、上の子(むー)のことがあります。


このことなしに育休は語れないので、少し話をします。


『むー』は、今はもう小学生で元気一杯に過ごしていますが、乳幼児期はホントに大変でした。


いわゆる「手の掛かる子」です。

 

でもそれは、『むー』が悪いわけではなく、『むー』の生い立ちが良くなかったことに由来します。




手が掛かった一番の原因はおそらく早産によるものです。




妻が妊娠中に高血圧症候群(昔で言う妊娠中毒)になってしまったため、やむなく予定日よりも1ヶ月以上も早く生まれてしまったのです。


たまたま検診があった時に担当医が気がつき、即入院。担当医には「今晩、奥さん突然痙攣を起こすかもしれないような状況です。様子をみて出産を判断しましょう。」と言われました。まじかぁ。。。


結局その日は、痙攣は起こさなかったのですが、朝になっても血圧が下がっていなかったため、急遽、帝王切開での出産となりました。

 



『むー』が生まれた直後に対面しましたが、ホントに小さくて、ちゃんと生きているのか、また妻は無事なのかという色んなことが気がかりで、とても喜びに満ちた感動的な場面ではありませんでした(笑)

 

それでも、『むー』も妻もなんとか無事でした。



そして『むー』は、体重が普通の半分以下の「極低体重出生児」だったので、しばらくNICU(新生児集中治療室)で育ちました。


今は保育器の機能が良いらしく、母親の胎内に近づけているらしいのですが、それでも完全に再現できているわけではありません。


そうしたことから、本来の予定日を過ぎても3000gにははるかに及びませんでした。

 

退院してからも、肉付きも悪く細身だったため、寝かしつけてもすぐに起きていました。


その頃は何でこんなに寝ないんだろうって思っていましたが、たぶん普通の布団だと体が痛かったのでしょう。(早く気づいてあげられなくてごめんよ。)


同じ理由でベビーカーにも全く乗らず......




そしてミルクもよく吐いていました。一晩で3回も布団の上に、滝のようなミルクを吐いたときは、こっちも泣きたい気持ちでした。いい加減、寝かせてくれよと。


それも後で検査で分かりましたが、胃がよじれていたため、ゲップがうまくできなかったことが原因でした。(胃軸捻転症と言うらしいです。)


今となっては分かることも、当時は第1子ということもあり、『むー』がただ難しい子だと勘違いをしていました。

 



また、『むー』は極低体重出生児として生まれただけではなく、甲状腺機能が弱かったため、月に1回は国立病院に行かなくてはならず、車も持っていない私達にはなかなかの負担でした。

 

幼児期になっても、なかなか落ち着かず、とても手が掛かりました。近所の児童館で開催されている幼児の集まりがあったのですが、『むー』のあまりの動きの早さに(落ち着きのなさとも言います)、参加するのを躊躇してしまうほどでした。


あまりに騒いでしまうので、外食も行けません。あの時はホントに外食に飢えてました。憧れのファミレスでした。




それでも何せ第1子なんで、何もわからず、子育てって想像以上に大変だなって感じていました。しかし、今考えてみると、一般的な乳幼児よりもはるかに手が掛かっていたとのだと思います。(小学生になった今は、あの頃がウソのように素直に育っています。) 


そんなこんなで、乳幼児を育てることにちょっとしたトラウマを感じてしまい、そのせいで『ちゃー』の誕生が遅れたのでした(笑)


そして『むー』がものすごく手がかかったことも、育休を取得しようという大きなきっかけになったのは言うまでもありません。



 



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