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3.育休に興味はあるものの.......

  • 執筆者の写真: Dad.K
    Dad.K
  • 2018年1月11日
  • 読了時間: 3分

更新日:2018年1月17日


男が育休を取得することはレアです。


私の職場ではちらほらいますが、それでもほとんどが1ヶ月程度の短期取得です。(それでも主流である1週間よりは、はるかに長いですが。)


なぜ、そんな男は育休を取得しないのでしょうか。


育休という制度もあるし、それを取得した方が育児が楽になり、妻が一手に引き受けている負担が激減することはわかっていても、なかなか実行は難しいのが現状です。


取得できるものならそうしたいって考えている男の人も実は多いはずです。

 

自分も取得したいし、(たぶん)妻もそれを望んでいる。でも実行できない。

 

なぜでしょうか。


実は簡単な話で、育休を取得するメリットよりもディメリットの方が大きいと多くの男性が考えているからです。

 

ディメリットはいろいろありますが、①職場、②家庭、③世間に分けて考えてみます。

 

まずは、いちばんハードルが高いのが「職場」です。


そもそも育休が就業規則上の制度して明確になっていないという場合もあるでしょうが、制度があってもなかなか実行に踏みきれないのは職場のことを考えるからではないでしょうか。


昔は釣りバカ日誌の浜ちゃんみたいな社員もいたりして、いい意味で人員に余裕がありました。(全ての会社がそうではなかったでしょうけど、そんな会社も多かったと思います。)


しかし、今では、バブル崩壊後に吹き荒れた不況のせいで、経営陣は雇用の確保よりも人件費のスリム化を図っています。

 

そうしたこともあって、一人当たりの業務量は多くなり、とても育休なんて取得できる状況ではないという職場が多いと思います。


実際は一時的に人員を欠いたとしても組織は回っていくものですが、それでも育休を取得したいって言い出せる雰囲気ではないというのは容易に想像がつきます。(私もそうでした。)

 

また、一時的に休業することで、復帰後のポジションが心配だったり、後々の出世に響いたり、不況になったときに真っ先にリストラの候補として挙がるのではないかという不安があるのだと思います。

 

次に、「家庭」です。休業中は給料の代わりに手当てが支給されますが、手取りが大幅に減額してしまいます。


これから子供が成長して学費などが掛かることを考えると、とても減額は耐えれないという人も多いでしょう。

 

最後に「世間」です。男性が平日の昼間に赤ちゃん連れでうろうろしていると、かなり奇異な目でみられます。田舎ほどその傾向が強いと思います。

 

また、一時的ではあるものの社会との接点が希薄になるので、それに耐えられないということもあります。定年したら居場所がないという状況と似ています。

 

そうしたディメリットがあって、興味はあるものの、育休を取得しないという男性が多いのが現状です。

 

 


  

 


 


 


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