4.なぜ育休をとろうと思ったのか
- Dad.K
- 2018年1月14日
- 読了時間: 3分
更新日:2018年1月17日

残念ながら男の育児休業はメリットよりもディメリットの方が多いというのが大方の男性の判断です。
それが育児休業取得率にもあらわれています。
1週間程度の短期取得も入れて、わずか3%....それが、少子化が急速に進み、社会の営みが危うくなるんじゃないかという、この国の実態です。
育休を取得する以前に、子供を育てること自体にメリット感じていない人が多いのではないでしょうか。
なんせ、いくら子供がかわいいと言っても、子育ては手間と時間とおカネがものすごく掛かりますからね。
それでいて、老後の面倒を看てくれるわけでもなく、年金が増えるわけでもなくという状況じゃ、積極的に3人以上を育てようとは思わないですね。
特に東京では、住居費や教育費や養育費が半端なくかかってしまうので、3人以上の子供がいる家庭は稀で、1人っ子が結構な割合を占めています。
ビジネス風に言えば、「選択と集中」を実行しています。
でもその結果、現役世代が少なくなって、高齢者を支えきれない社会になりつつあります。
でもやっぱり、誰もが聖人君子ではないので、どんなに社会が危うくなろうが、わが身を守ることが先決です。
育休についても同じです。
いくら育休を取得することで、妻の育児負担が大幅に軽減され、育児環境が改善して、それがきっかけとなって、もうひとり子供が欲しいなって思うことが、少子化是正の一役を担ったとしても、自分たちにディメリットが大きければ、誰もやろうとしません。
それでは.......
なぜ私が育休を取得しようと思ったかというと、メリットの方が大きかったからです。
もちろん、ディメリットはありますよ。職場の同僚には多大な迷惑を掛けるわけですし、手取りは激減するし、世間体も決してよくありません。
それでも当然ですが、メリットもあるわけです。
私の場合は、家庭的な理由と、社会的な理由の二つがありました。
家庭的な理由というと、上の子の「むー」が乳児期に時にものすごく大変な思いをしたからです。
詳しくは次回に書きますが、それがあったので、乳児期の育児に対する負担のすごさが身にに染みて分かっていました。
その時はたまたま仕事が忙しい部署だったこともあって、ほぼワンオペ育児(全て1人でこなす育児)に近い状況の中、懸命に子育てしてくれた妻には感謝しかありません。
ただ、その時の育児のトラウマから、下の子(ちゃー)との年齢が10才近く離れてしまいました。なかなか「二人目の壁」を乗り越えることができなかったのです。
だから、今回は妻の負担を減らしたいという想いが強かったので、育休はそんな私にとって、とても重要な制度になりました。
それが家庭的な理由です。
もうひとつの社会的な理由は、自分の身近な人達を考えても、明らかに子供が少ないって感じているからです。
特に東京に住んでいることも影響しているのでしょうが、独身とDINKS(ダブルインカム・ノーキッズ)の世帯がとても多いです。
個人の生き方にとやかく言うもんではありませんが、でもこんなんじゃさすがに日本の将来やばくねぇかって思い始めました。
そして、政府も出生率をなんとか上げるために、男性の育児休業取得率の目標を持っています。(2020年までに13%)
それで自ら率先して長期間育休を取得することが、職場の後輩達や、世間の若い人達に、プラス効果を与えて、社会が少しでもよくなればという想いです。
かっこよくいえば、男の育休のパイオニアになりたいと思っています。
ただそれを広めないと意味が無いと思い、こうして日々ブログをつづっているのです。
社会からみれば、とても小さな行動ですが、それでも誰かがやらなければ進まないだろうって思っています。
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