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出生数が最大の地域はどこ?

  • 執筆者の写真: dad-k1
    dad-k1
  • 2017年7月6日
  • 読了時間: 3分

赤ちゃんの数が減っている。

2016年の出生率は1.45となり、2005年の1.26よりは若干の改善傾向にはある。しかし出生数となると話は別だ。2016年には統計開始以来初めて、出生数が100万人を下回った。出生率は改善しているにもかかわらず、出生数は相変わらず右肩下がりで減少を続けている。

それは、赤ちゃんを授かれる年齢層の女性が減っているために、率が多少上がったとしても、数が追いつかないことを表している。この「率と数」の関係は、人々のイメージと実態を乖離させてしまうことが多い。

出生率が最も高い県は沖縄県だ。そして一番少ない県は東京都だ。東京と沖縄の出生率の違いは、

東京:1.17

沖縄:1.94

となっており、1.6倍以上になっている。

それでは、沖縄生まれの赤ちゃんが、日本で一番多いかというと、そうではない。赤ちゃんが一番多い都道府県は、実は東京だ。東京生まれの赤ちゃんがダントツに多い。赤ちゃんだけではなく、小学生も中学生も高校生も、東京が一番多い。東京には赤ちゃんや子どものイメージがないので、意外に感じる人も多いのではなかろうか。

子だくさんのイメージが強い沖縄は確かに出生率は確かに高いのだか、人口が東京の約1割ほどしかいない(東京都:約1400万人、沖縄県:約140万人)。それなので、総出生数は

東京:約10.7万人

沖縄:約 1.7万人

となり、東京の方が6倍以上も赤ちゃんが多い。

ただし、東京は圧倒的に人口が多いので、当然の結果ともいえる。東京の総出生数は約10.7万人となっているが、沖縄並に出生率が高かったら、さらに6、7万人増加できる計算になる。

最も人口が多い地域が、最も出生率が低い。それがこの国の人口減少に大きな影響を与えていることは間違いない。ただ、この国のみならず、先進国ではどこも都市部の方が出生率が低くなっているので自然な成り行きといえばそれまでになる。

しかし、人口減少がこの国の致命的な弱点となりつつある現状を考えると、都市部だから出生率が低いのはしょうがないとは言ってられない。最も人数が多い地域で、出生率が低いということはマーケティングの失敗だろう。ポテンシャルが最も高い地域に対して、効果的な施策が打ち出せていないということでもある。

東京は、そもそも独身者が多いのだが、皆が皆、望んでそうしているわけではないだろう。いい出会いがあれば、結婚を考えたいという人はたくさんいる。子育ての負担がもっと減れば、子どもを設けたいと思うカップルだってたくさんいるはずだ。

東京は流行の発信地でもあるので、東京で少子化が改善できれば、全国に波及する可能性もある。保育園待機児童など、表面化している問題だけでも解決に時間を要しているが、国も自治体も民間企業も、最重要問題として取り組まなければならない。

 
 
 

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