

少子化なのに待機児童問題が起こる理由
待機児童。保育園に入園を希望しているが定員オーバーでそれが叶わない。 もう何年も解決できないでいる問題だ。待機児童中の保護者からの強烈な圧力もあって、政府も自治体も躍起になって保育園を増設しようとしているが、次から次に入園希望者が増えているために、未だに解決に至っていない。...


なぜか低いドイツの出生率
第二次世界大戦の敗戦国で、徹底的に社会資本が破壊され、ゼロからスタートした工業国、日本とドイツ。 まじめな国民性、自動車産業、科学技術など、位置は違えど似ている点は多い。さらに少子化問題に直面し、なかなか改善しない点も非常によく似ている。...


イクボスが日本を変える
イクボスという言葉を聞いたことあるだろうか。 この国は、人口減少社会に突入し、少子化対策に対して少しずつ理解を示し始めている。育児に積極的に関わる男性を「イクメン」と言うし、生活と仕事の両立を目指す「ワークライフバランス」という言葉も普及してきた。...


男性にはできない妊娠と出産
オムツ換え、ミルク、着替え、お風呂、寝かしつけ..... 以前は女性の仕事と思われていたものが、男性にもできるようになった。最近はイクメンブームもあって、育児に抵抗がない男性も増えているだろう。女性ができることは、全て男性もできるようになればよいが実際はそうはいかない。男性...


幸福の条件は、愛情・健康・お金
あるシンクタンクの調査によると、幸福を感じやすい(少なくとも不幸とは感じない)ための条件は、 1.子との密接な関係(愛情) 2.健康 3.十分な金融資産(お金) ということらしい。もちろん、この3つが揃っても、不幸だと思っている人もいれば、3つうち1つでもあれば、幸せだとい...


人口減少社会での働き方
【人口オーナス】・・・人口構成が経済にマイナスに働く状況。人口ボーナスの対義語。 1960年~1990年頃にかけては生産年齢人口(15歳~64歳)に厚みがあり、家電・家具・自動車・住宅などの耐久消費財が伸び、経済が拡大していった。当然、サービスの提供を行う株式会社も増え、雇...


日本社会が陥った、合成の誤謬(ごびゅう)
【合成の誤謬(ごうせいのごびゅう)】・・・ミクロ(個々)が正しい行動を取った結果、マクロ(全体)では正しい結果とならないこと。 個人や会社は、ある程度合理的な判断をしながら生きている。しかし、それぞれが合理的で正しい行動を取った結果、全体としては非合理的で望まない結果になる...


出生率よりも出生数
人口を維持するために必要な出生率は、2.07 新聞記事にはそのように書かれているが、現状よりもはるかに高いその出生率を達成したとしても、かなり長期間(100年以上)人口は減り続ける。なぜなら、妊娠適齢期の女性が既に減っているので、そもそも母集団が少ないためである。...


教育の目標が違う、都市部と地方
学校教育は画一的 学習指導要領や教科書検定制度があるので、この国の教育は画一的で個性がないと批判されることも多い。そういう側面があるのも確かだが、都市部と地方では実は根本的に異なる点がある。それは何かというと学習の目標が根本的違っているのだ。...


「子育て」 と 「幸福」 の関係性
金融資産(不動産、株式、債権などから得られる経済的自由) 人的資本(労働力から得られる賃金や自己実現) 社会資本(家族、友人、恋人との絆) "幸福の「資本論」"で、作家の橘玲氏は、幸福になるために必要な3つの基盤を示している。それら3つの基盤がしっかりしているほど、幸福が得...