

マイノリティとなった子どものいる世帯
昭和50年(1975年) 53.0% 平成27年(2015年) 23.5% 団塊ジュニア世代が生まれた時代には、家庭の中に子どもがいることが当たり前だった。冒頭の数字は全世帯のなかで子どもがいる世帯の割合を示したものだ。半数以上が子どもがいる世帯だったのに対して、今では1/...


卵子凍結の問題点
「卵子凍結」という言葉をご存知だろうか。 卵子凍結については、米国では、アップルやフェイスブックが社員に対して、日本では浦安市が市民に対して、費用負担の助成を始めたために認知度が高まった。 また、2016年にNHKクローズアップ現代+が...


出生数が最大の地域はどこ?
赤ちゃんの数が減っている。 2016年の出生率は1.45となり、2005年の1.26よりは若干の改善傾向にはある。しかし出生数となると話は別だ。2016年には統計開始以来初めて、出生数が100万人を下回った。出生率は改善しているにもかかわらず、出生数は相変わらず右肩下がりで...


TOKYO2020以後の世界
2020年、この年は、特別な年である。 東京で2回目となるオリンピックが開催される。オリンピック自体は単なるスポーツイベントに過ぎないので、関心のない人にとっては関係ないように思える。しかし地方からや、各国から来訪者があるために経済への波及効果が期待され、雇用に強い影響を与...


広がり続ける世代内格差
格差社会 人は生まれながらにして格差がある。いくら綺麗ごといっても、実際に生まれつき足の速い人間とそうでない人間がいる。頭の良し悪し、体格の良し悪し、顔の良し悪し、性格の良し悪し、環境や本人の努力で幾分かは修正できるかもしれない。だが、元々持っている者が、同じく努力すると永...


上がり始めたアルバイト時給
三大都市圏のアルバイト時給が上昇している。 長い間、デフレ状態であったので、物価は上がるどころか、緩やかに下がっていた。アルバイト時給も例外ではなく、ここ10年くらいは900円台の横ばいであった。しかし、都市部を中心として募集をかけても必要な人員を確保できない状況となり、つ...


「人口減少カレンダー」が示す未来
2020年 女性の半数が50歳越え 2025年 全国民の3人に一人が65歳以上 2027年 輸血用血液が不足 2033年 3戸に1戸が空き家に 2039年 火葬場が不足 2040年 自治体の半数が消滅 2042年 高齢者人口がピークを迎える...


高度経済成長がつなげなかった「希望」
第二次世界大戦で敗戦し、焦土化したこの国は、奇跡的な復興を成し遂げた。そして先進諸国に追いくまで期成長し続けた期間を、「高度成長期」と呼ぶ。 今となってはウソのような話だが、この国は世界で最も成長し、経済大国と呼ばれ、世界の注目を集めていた時期があった。昨日よりも今日、今日...


人口爆発が続く世界と、人口減少が続く日本
日本、韓国、ギリシャ、スペイン、イタリア、ドイツ、.... 少子化問題に直面している国は日本だけではない。先進国は一部の例外を除けば、どこも似たような状況だ。先進国では晩婚化や、教育コストの増大、価値観の多様化などにより、子どもを多く持つことを望まない。...


職場 ⇔ 社会 の二律背反な関係
「二律背反」・・・二つの相反する命題や推論が、同じだけの合理性・妥当性をもっていること。 子育て中の社員と、そうでない社員の間には、緊張感が張り詰めている。子どもが熱を出した、予防接種を受けなければならない、PTA行事のため......子育てをしていると、不意に職場から離れ...