

アリとキリギリスと、冬の食べ物 ~年金の話~
最近の若者はあまり見栄を張らない。自分が学生の頃はほとんどの女子学生がルイ・ヴィトンやエルメスのバッグを持っていたが、今の学生ではほとんど見かけない。派手目の若い女性でもハイブランドは身に着けていない。 ここ20年ほどで社会はすっかりデフレに対応しきってしまった。高い物ほど...


祖父と孫の世代間格差
r>g フランスの経済学者トマ・ピケティが示した単純な数式は、瞬く間に世界中で取り上げられて話題になった。この数式の意味を簡単にいうと、不動産や株式から得られた収益は、経済成長から得られる賃金の伸びを上回るということだ。さらに平たくいうと、貧富の差は拡大し続けるという事実を...


ジャパンパッシング進行中!
1998年、当時のクリントン政権が日本に立ち寄ることなく、台頭しつつあった中国を訪問し長く滞在した。それをマスコミが連日報道し、ジャパンバッシング(日本たたき)ならぬ、ジャパンパッシング(素通りされる日本)という言葉が生まれ、政財界をはじめ日本中で騒がれた。そして、それは世...


Tokyoの未来
東京が、日本の中枢機関を集積し、商業、文化、産業の中心都市であることは、もはや説明の必要すらない。東京にいるとエネルギーに満ち溢れていて人口減少など他人事のように思える。 実際に、東京集中への動きは今後も止まる気配はない。東京を中心とした南関東の人口が全国に占める割合は...


疲弊する地方の経済・社会
50年後の2067年には日本の人口は約3割減少する。だが全国一律で減少するわけではない。当然東京など大都市はある程度、地方からの流入が期待できる。その一方地方都市となると逆に流出が多い。 50年後についての資料はないが、23年後の2040年については都道府県別の推計がされて...


そして誰もいなくなった ~50年で3割減少する人口~
今日生まれた赤ちゃんが50歳くらいのおじさん,おばさんになる頃には..... この国の人口は約3割ほど減少。 生産年齢人口(15歳~64歳)はほぼ半減。 老年人口比率(65歳~)は現在よりも4割以上増加。 結果、老年人口と生産年齢人口の割合はおよそ3:4くらいになる。(現在...


伸びないGDPと、人口の波
ここ数十年、日本のGDPが冴えない。 日本がバブル崩壊の後遺症に苦しんでいる間に、貧困国と思っていた国々が次々に新興国へと成り上がり、日本との差を埋め続けている。また米国をはじめとする他の先進国でも、新興国ほどではないが1990年時点より大きく成長している。...


実は深刻な日本の将来
地球温暖化、ゲリラ豪雨、北朝鮮情勢、首都直下型地震、財政破綻リスク、孤独死、貧困化、年金問題...... この国には様々な課題があり、どれも解決が難しい。そのなかでも生活の根底を崩しかねない深刻な課題がある。 「少子高齢化」問題。...