

スウェーデンはなぜ育てやすいか
高福祉国家として有名な 「スウェーデン」 そして、フランスと同様、出生率もまた高い。 スウェーデン 1.88(2014年) 日本 1.46(2015年) と日本政府が目標としている1.8を越えている。高福祉国家スウェーデンは子どもを育てやすいことで有名だ。そして特徴として...


育てにくい東京。育てやすい地方。
東京の出生率1.17 沖縄の出生率1.94 島根の出生率1.80 宮崎の出生率1.72 東京は他の地域に比べて出生率が異常に低い。生産年齢人口が最も多い東京都の出生率は、日本全体に大きな影響を及ぼす。ならば東京こそ産みやすい社会にならなければならない。全国各地で地域の担い手...


核家族化 × 非ワークライフバランス =
1.オランダ 2.デンマーク 3.フランス 34.日本 これはOECDが発表している先進38カ国における「ワークライフバランス」の順位を示したものだ。予想通り、日本は下位グループに位置しており、上位はヨーロッパ諸国が占めている。...


国の借金と家族計画
ギリシャの次は日本だ。 ギリシャが財政危機に直面したときに、次に起きるのは日本だという報道が新聞やワイドショーで頻繁にされていた。なぜ次は日本なのかというと債務残高の対GDP比の高さがギリシャよりもはるかに大きかったからだ。ギリシャ財政危機時点の両国の債務残高/GDPは...


少子化を克服するためにフランスがやったこと
先進国はどこも少子化による人口減少問題を抱えている。 ドイツは積極的に移民を受けいれることで、その問題を克服しようとしている。アメリカも伝統的に移民政策をとっている(トランプ政権除く)。しかし、日本人の気質を考えると、周辺アジア諸国から大量に移民を受け入れるメンタリティを持...


未婚率も出生率もトップクラスの沖縄県の謎
出生率が低い理由は、結婚率が低いからだ。 一見するともっとな意見に聞こえるが、実はその因果関係を真っ向から否定する事実がある。沖縄県の場合は、出生率と結婚率が比例していない。 出生率が最も多いのは沖縄県というのは有名な話。しかし、生涯未婚率についても沖縄県はと全国トップクラ...


自由恋愛が招いた結婚しない社会
「恋愛結婚」 「お見合い結婚」 「結婚しない」 結婚適齢期を迎えた男女には3つの選択肢がある。どれが最も選択されるかは、その時代の社会全体の考え方に依存する。 戦前は言うまでもなく「お見合い結婚」が主流であった。父親に大きな権限があり、現在は住民登録上の世帯主に過ぎないが、...


人口減少社会の一因となっている大学の必要性
触れてはいけない不都合な現実がある。 大学という存在が人口減少社会の一因となっている。 大学進学率は戦後ほぼ一貫して上がり続け、4年制大学と短期大学を合わせると50%を越えた。元々は大卒=エリートと思われていたが、最近では2人に1人が大卒という状況であるので、決してエリート...


出生率の低位推計が的中した場合の未来とは
未来の予測は非常に難しい。 10年先どころか5年先も読めない時代だ。ITを中心とする技術革新により、これまで常識とされていたことが常識でなくなったり、考えもしなかったことが起きたりする。 例えば、スマホで簡単にネット検索できるようになって、実店舗の店内で価格の比較ができるよ...


出生率が2.00になるとどうなるか
人口を維持するために必要な出生率は2.08と言われている。 父親と母親、2人の大人から約2人の子供が生まれれば人口は維持される。2.00ではなく2.08となっているのは、事故や病気などで不幸にも命が途絶える子どもが一定数存在するためだ。...