

人口減少社会の利点を考える
「光と影」 物事には必ずと言っていいほど2面性がある。 例えば宝くじが当たったとしたらどうだろうか。よいことばかりに思えるが果たしてそうなのだろうか。実は高額当選した場合、主催者側から注意喚起を目的とした冊子が手渡される。瞬時にして大金を手にした者は、その負の力(窃盗被害、...


経営の神様が創った「終身雇用」の副作用
実力社会、競争社会、格差社会。 グローバル化によって、経営の神様「松下幸之助」が創造した日本式経営が揺らいでいる。終身雇用についても同様だ。 終身雇用や年功序列は古くから日本の伝統と思われがちだが、実は高度成長期に松下幸之助がつくった歴史上比較的新しい制度である。不況期にお...


「社畜」という言葉の破壊力
言葉は力を持つ。言葉はシンプルで、インパクトがあり、意味が分かりやすいものほど訴求力が高い。 「社畜」 いつ頃か若い人を中心に流行りだしたその言葉は、これまでの労働意識を変革し、社会を変えるほどの力、破壊力を持っているのかもしれない。...


少子化を加速させる"寄り道"が許されない社会
この国の労働市場は特殊だ。 新卒一括採用が主であり、終身雇用、年功序列は減少傾向にあるのかもしれないがまだまだ根強く残っている。転職すると年収が低くなることが多いし、一度失業状態に陥ったらそこからの再就職は難しい。 極論を言えば、この国におけるキャリア形成は、学校卒業時の一...


妊娠適齢期について(タブーとなっている話)
世の中には多数「タブー」が存在する。 身近なところだと、普段の食事において、ご飯に箸を突き刺して立てる行為は、多くの日本人は忌まわしいと感じてしてしまうだろう。上司にタメ口を叩くことだってそうだし、土足で人の家に上がり込む事もそうだ。...


子育て費用総額=5,000万円/人
子育てはお金がかかる。 その費用が少子化の大きな要因になっていることは間違いない。ではどれくらいかかるか。子どもが成人するまでは100万円単位ではなく1,000万円単位で費用がかかる。よく教育費が話題になるが、子どもを育てるにはその他に衣食住を満たさなければならない。そう考...


子宝って言ったのは誰だ(子どもは資産か負債か)
子宝に恵まれる 非常に美しい言葉だと思う。子供は天からの授かり物というニュアンスが表現されているし、子供に対する崇拝と世代を越えて命を繋いでいる感じがとてもよい。 が、その表現とは裏腹に実社会では宝としての扱いは受けない。成熟した社会では子供は場の雰囲気が読めない厄介者であ...


二人目の壁
「子どもは一人は欲しかった。でも二人目なると.....また育休とって職場に迷惑かけたくないし、出産費用やオムツ、ミルク代も結構かかるしなぁ。習い事だってさせてあげたいし。大学も行かせないとだめかなぁ。あ~、いくらあってもお金が足りない。そういえば、保育園だってなかなか入れな...


保活に励む空しさ
保育園に入れない。働きたいのに働けない。 そして、「保育園落ちた、日本死ね」というおかしな日本語だが妙にインパクトのあるフレーズが話題となった。 少子化が問題視されるなか、保育園に入れない子どもが続出している。これを保育園を増やせばいいとか、これまで何で増やさなかったのかと...


来なかった第3次ベビーブーム
2016年、推計出生率は100万人の大台を切った。少子化が進んでいる。が、これまで一貫して少子化だったわけではない。かつてこの国には2度のベビーブームがあった。 1回目は1947年~1949年頃。その頃は戦争の影響が色濃く残る、産めや増やせやの時代。その3年間はなんと年間2...