

世界で最も子どもが少ない国
世界の人口は未だに増え続けている。2015年現在で約73億人だが、国連の予測では2100年には112億人となる。アフリカ、アジアの発展途上国は多子化社会であるが、先進国ではフランスなど子育て支援制度が充実している国を除けば、概ね少子化社会である。...


ロボット社会移行への爆発点(ティッピングポイント)
SNS、ブログやスマホなどのITの進化による発明品は、当初は認知度も低く、あまり知るものはいなかった。しかし、徐々に普及しある時点を過ぎたら、知らない人がいないくらいにあたり前のものになっていた。そのある時点は、爆発的に普及することから「爆発点(ティッピングポイント)」と呼...


年間60万人の移民を受け入れる覚悟はできているか
ジェットコースターが天辺に差し掛かったとき、一瞬、時間が止まるような感覚になる。これまで見えなかった遠くの景色まで見渡せるようになり、とても心地のよい時間が流れる。しかし数秒後には急激な下り坂を進むことになり、恐怖は天辺から少し過ぎたあたりから始まる。...


自己責任論が陥る「囚人のジレンマ」
今ここに、ある犯罪を犯した2人の共犯者がいるとする。それぞれは連絡を取り合う手段がなく、刑期は自白によって決められる。 ・自白した方の刑期は1年、黙秘をした方の刑期は10年となる。 ・どちらも黙秘した場合はそれぞれの刑期は2年ずつとなる。...


育児の自己責任論は、本当に正論か
「子どもが欲しいと思ったのは自分だろぅ、それで育児は大変だということはワガママだよね。だいたいさぁ、最近の親は根性が無いんじゃないの。自分が若い頃はなんかは家電も今ほど充実していなかったなんだから、もっと大変だったよ。だからさ、それくらいで音を上げるくらいなら子どもなんて持...


二人だと簡単にできることも、一人では難しい
「子供を育てるのって、本当は難しいことじゃなくて.....。じゃないんだけど、難しいのは、それを一人ですることで。お風呂も、ご飯も、電車も、みんな二人だったら簡単にできることが、一人だと急に難しくなる。」 「子供を連れて街に出て、いちばん耳にするのが舌打ちと咳払い。毎日聞い...


ワンオペ育児の限界
ある外食チェーン店の深夜の時間帯に、全ての業務をひとりでこなし、休憩どころかトイレにすら行けない過酷な労働の実態が話題となった。その業務形態のことを「ワンオペ(ワン・オペレーション)」と呼んでいた。 最近では育児についてもワンオペという言葉が使われだしている。核家族化が進み...


産まない、産めない、つながらない
西暦4205年10月11日 この国から子どもがいなくなる。 これは全くのフィクションではない。東北大学の研究室が公開している、ある条件下で推計を行った結果だ。 (参照:http://mega.econ.tohoku.ac.jp/Children/index_2016.jsp...


消えない不安。消せない閉塞感。
「宵越しの銭は持たない」 江戸っ子(下町の町人)が吐き捨てるその言葉から分かるように、かつての江戸っ子は今の日本人とはずいぶん気質が違っていたようだ。宵越しとは、次の日まで持ち越すこと、つまり、貯蓄などせずに今日稼いだ金は全て今日中に使ってしまうことを意味している。...


もうお立ち台では踊れない
ジュリアナ、お立ち台、ワンレン、ボディコン、舘ひろし.....芸人平野ノラがバブルネタで売れている。バブルネタ、そうバブルは、もはやネタになるくらい昔話になっている。 在庫商品の値段を上げたら売れた、土地が数日で倍になった、内定が出たら海外旅行に連れて行ってもらったなど、現...