

人口減少社会の一因となっている大学の必要性
触れてはいけない不都合な現実がある。 大学という存在が人口減少社会の一因となっている。 大学進学率は戦後ほぼ一貫して上がり続け、4年制大学と短期大学を合わせると50%を越えた。元々は大卒=エリートと思われていたが、最近では2人に1人が大卒という状況であるので、決してエリート...


出生率の低位推計が的中した場合の未来とは
未来の予測は非常に難しい。 10年先どころか5年先も読めない時代だ。ITを中心とする技術革新により、これまで常識とされていたことが常識でなくなったり、考えもしなかったことが起きたりする。 例えば、スマホで簡単にネット検索できるようになって、実店舗の店内で価格の比較ができるよ...


出生率が2.00になるとどうなるか
人口を維持するために必要な出生率は2.08と言われている。 父親と母親、2人の大人から約2人の子供が生まれれば人口は維持される。2.00ではなく2.08となっているのは、事故や病気などで不幸にも命が途絶える子どもが一定数存在するためだ。...


ロボット社会移行への爆発点(ティッピングポイント)
SNS、ブログやスマホなどのITの進化による発明品は、当初は認知度も低く、あまり知るものはいなかった。しかし、徐々に普及しある時点を過ぎたら、知らない人がいないくらいにあたり前のものになっていた。そのある時点は、爆発的に普及することから「爆発点(ティッピングポイント)」と呼...


年間60万人の移民を受け入れる覚悟はできているか
ジェットコースターが天辺に差し掛かったとき、一瞬、時間が止まるような感覚になる。これまで見えなかった遠くの景色まで見渡せるようになり、とても心地のよい時間が流れる。しかし数秒後には急激な下り坂を進むことになり、恐怖は天辺から少し過ぎたあたりから始まる。...


消えない不安。消せない閉塞感。
「宵越しの銭は持たない」 江戸っ子(下町の町人)が吐き捨てるその言葉から分かるように、かつての江戸っ子は今の日本人とはずいぶん気質が違っていたようだ。宵越しとは、次の日まで持ち越すこと、つまり、貯蓄などせずに今日稼いだ金は全て今日中に使ってしまうことを意味している。...


もうお立ち台では踊れない
ジュリアナ、お立ち台、ワンレン、ボディコン、舘ひろし.....芸人平野ノラがバブルネタで売れている。バブルネタ、そうバブルは、もはやネタになるくらい昔話になっている。 在庫商品の値段を上げたら売れた、土地が数日で倍になった、内定が出たら海外旅行に連れて行ってもらったなど、現...


アリとキリギリスと、冬の食べ物 ~年金の話~
最近の若者はあまり見栄を張らない。自分が学生の頃はほとんどの女子学生がルイ・ヴィトンやエルメスのバッグを持っていたが、今の学生ではほとんど見かけない。派手目の若い女性でもハイブランドは身に着けていない。 ここ20年ほどで社会はすっかりデフレに対応しきってしまった。高い物ほど...


祖父と孫の世代間格差
r>g フランスの経済学者トマ・ピケティが示した単純な数式は、瞬く間に世界中で取り上げられて話題になった。この数式の意味を簡単にいうと、不動産や株式から得られた収益は、経済成長から得られる賃金の伸びを上回るということだ。さらに平たくいうと、貧富の差は拡大し続けるという事実を...


実は深刻な日本の将来
地球温暖化、ゲリラ豪雨、北朝鮮情勢、首都直下型地震、財政破綻リスク、孤独死、貧困化、年金問題...... この国には様々な課題があり、どれも解決が難しい。そのなかでも生活の根底を崩しかねない深刻な課題がある。 「少子高齢化」問題。...