

人口減少社会の利点を考える
「光と影」 物事には必ずと言っていいほど2面性がある。 例えば宝くじが当たったとしたらどうだろうか。よいことばかりに思えるが果たしてそうなのだろうか。実は高額当選した場合、主催者側から注意喚起を目的とした冊子が手渡される。瞬時にして大金を手にした者は、その負の力(窃盗被害、...


消えない不安。消せない閉塞感。
「宵越しの銭は持たない」 江戸っ子(下町の町人)が吐き捨てるその言葉から分かるように、かつての江戸っ子は今の日本人とはずいぶん気質が違っていたようだ。宵越しとは、次の日まで持ち越すこと、つまり、貯蓄などせずに今日稼いだ金は全て今日中に使ってしまうことを意味している。...


もうお立ち台では踊れない
ジュリアナ、お立ち台、ワンレン、ボディコン、舘ひろし.....芸人平野ノラがバブルネタで売れている。バブルネタ、そうバブルは、もはやネタになるくらい昔話になっている。 在庫商品の値段を上げたら売れた、土地が数日で倍になった、内定が出たら海外旅行に連れて行ってもらったなど、現...


アリとキリギリスと、冬の食べ物 ~年金の話~
最近の若者はあまり見栄を張らない。自分が学生の頃はほとんどの女子学生がルイ・ヴィトンやエルメスのバッグを持っていたが、今の学生ではほとんど見かけない。派手目の若い女性でもハイブランドは身に着けていない。 ここ20年ほどで社会はすっかりデフレに対応しきってしまった。高い物ほど...


祖父と孫の世代間格差
r>g フランスの経済学者トマ・ピケティが示した単純な数式は、瞬く間に世界中で取り上げられて話題になった。この数式の意味を簡単にいうと、不動産や株式から得られた収益は、経済成長から得られる賃金の伸びを上回るということだ。さらに平たくいうと、貧富の差は拡大し続けるという事実を...


ジャパンパッシング進行中!
1998年、当時のクリントン政権が日本に立ち寄ることなく、台頭しつつあった中国を訪問し長く滞在した。それをマスコミが連日報道し、ジャパンバッシング(日本たたき)ならぬ、ジャパンパッシング(素通りされる日本)という言葉が生まれ、政財界をはじめ日本中で騒がれた。そして、それは世...


Tokyoの未来
東京が、日本の中枢機関を集積し、商業、文化、産業の中心都市であることは、もはや説明の必要すらない。東京にいるとエネルギーに満ち溢れていて人口減少など他人事のように思える。 実際に、東京集中への動きは今後も止まる気配はない。東京を中心とした南関東の人口が全国に占める割合は...


疲弊する地方の経済・社会
50年後の2067年には日本の人口は約3割減少する。だが全国一律で減少するわけではない。当然東京など大都市はある程度、地方からの流入が期待できる。その一方地方都市となると逆に流出が多い。 50年後についての資料はないが、23年後の2040年については都道府県別の推計がされて...


そして誰もいなくなった ~50年で3割減少する人口~
今日生まれた赤ちゃんが50歳くらいのおじさん,おばさんになる頃には..... この国の人口は約3割ほど減少。 生産年齢人口(15歳~64歳)はほぼ半減。 老年人口比率(65歳~)は現在よりも4割以上増加。 結果、老年人口と生産年齢人口の割合はおよそ3:4くらいになる。(現在...


伸びないGDPと、人口の波
ここ数十年、日本のGDPが冴えない。 日本がバブル崩壊の後遺症に苦しんでいる間に、貧困国と思っていた国々が次々に新興国へと成り上がり、日本との差を埋め続けている。また米国をはじめとする他の先進国でも、新興国ほどではないが1990年時点より大きく成長している。...